音楽をするということ

私の若い頃では、まだ楽器を弾くことは娯楽の領域としての価値観でしかなかった、学校の授業でも音楽は主要4科目と言われる科目から外されていた、男の子が音楽やバレーダンスなどをやるのは女々しいと言われることさえあった、大人たちも楽器の演奏などは遊びの一貫として軽く考えていた、昭和の世代の方は多かれ少なかれそのような経験をしていると思う、そんな時代だから私もギターのレッスンを受けるには仕事を終えて会社を早々に退社しながら大きなギターケースを抱えて、そそくさと出かけ、飲み会にも付き合わず人付き合い悪い存在だったに違いない、TVも見ず、酒も飲まず、群れることもしない、なんとも、めんどくさい生き方をしたものだと思う、アカデミックな事柄をやってきた人はだいたいこんな体験に近いことをしていたのだと思う、そして今は結果、何だかんだでその頃の体験が役立っている、人とは違う生活パターンに慣れる良い機会っだったのだと思う、現在では音楽をすることは女々しいどころか、ハーバード大学でも学生たちに音楽をすることを勧めている、楽器の一つも弾けなければ社会性を問われるというのだ、昭和の頃には数学や語学をする学生たちからみて「音楽なんて何遊んでるの?」って思われていたのにである。

クラシックギター
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